長崎・五島といえば「五島うどん」の聖地であり、島を訪れる多くの方々がその喉越しを楽しみにされています。しかし、そんなうどん通の皆さまにこそ、ぜひ一度味わっていただきたいのが、私たち「そば処 くまの里」が守り続けている伝統の蕎麦です。
くまの里の蕎麦は、私が先代から受け継いだ大切な宝物です。二代目として暖簾を守る中で、私が常に心がけているのは、蕎麦という一見シンプルな料理の中に、いかに五島の豊かな風土と職人のこだわりを凝縮させるかということです。うどんが主役のこの島で、あえて蕎麦を選んでくださるお客様の期待を裏切らないよう、素材選びから調理の工程まで一切の妥協を許さず、心を込めて打ち上げています。
伝統を守る一方で、地産地消という新しい時代の役割も大切にしています。地元産の食材をふんだんに取り入れたメニューを揃えることで、蕎麦という枠組みを超え、五島の食文化の魅力を発信する拠点でありたいと考えています。本格的な蕎麦の香りと、五島ならではの新鮮な幸が合わさった時、うどん派の方々からも「今日は蕎麦にして良かった」という温かいお言葉をいただくことが多く、それが何よりの励みになっています。
店内は、観光の合間にほっと一息つけるような、明るく落ち着いた空間を整えてお待ちしております。歴史ある伝統の味と、島への深い愛情が詰まった一杯を、どうぞゆっくりとお楽しみください。